質の良いオリジナルケースを作ります
ひずみゲージ貼り付け作業ひとつから代行します
プリント基板PCBのひずみ測定の重要性について、常々遭遇することを含めて記載します。
PCやスマートフォン、車など無数の電子部品が使用されており、これらの製品の多くにプリント基板(PCB)が使用されています。
PCBは製造過程だけでなく、輸送や使用中(変形、振動、衝撃、熱暴露など)に機械的・熱による影響を受けます。
上記のような負荷が重大な故障につながります。
OEMメーカーは部品供給者に対し以下のような理由でPCBの機械的品質の確認を要求するようになってきております。
ひずみゲージを用いたPCBの評価方法はIPC/JEDEC-9704Aで規定されており、品質評価や故障解析などに有効です。
CAEなどのシミュレーションは、数値モデルをベースにしているので、その範囲が限られます。従って、基板上のひずみなど応力を測定するには、物理的なテストが不可欠です。ひずみ値は、PCBの機械的変形を計測する信頼できる値になります。
ひずみゲージは、PCBの変形を極めて正確に計測できるよう1軸ゲージで最小1.2×1.1mm角、3軸でも2.5×2.5mm角と、超小型のものから選択可能です。
完成したPCB基板は、はんだ付けなど様々な方法で接合された材料特性が異なる部品で構成されますので、機械的にとても複雑です。極端なことをいえば、接合する部品1つでも変われば、応力が変わります。シャフトなど簡単な形状をしていれば引張、圧縮、ねじれなどの応力は正確に解析が可能ですが、 PCB基板はそうはいきません。
かといってPCB全域をチェックすることは、コスト・時間の面などから現実的ではありません。 従ってPCBの計測は、下記のような障害の危険性が特に高いと推定される箇所に行います。
文中の写真画像は全てイメージです。
上記の内容について、またその他のご相談等はお気軽にお問い合わせください。